「裏地あり」=「上質」は間違いです。

 

「裏地あり」=「上質」は間違いです。

 

 間違いではないのですが

必ずしも=イコールではないということです。

 

「裏地」

 

必要な時は絶対に要るけど

要らない時は邪魔者な裏地。

 

 

思春期の親子関係みたいなものでしょうか。

 

 

一般的には「裏地あり」=「上質」「丁寧」

と思われがちですが

そんな単純ではないのがお洋服の仕様。

 

 

裏地が必要な時はどんな時でしょう?

 

  • 透ける生地

⇨捕まります。

  • 滑りの悪い生地

⇨着ててゴワゴワちくちくしますし、歩いているとスカートが捲り上がってきます。

  • 弱い生地

⇨(例)落としたスマホを拾おうとしたらお尻が破けました。

 

 

 

大きく分類するとこの3つが裏地が必要な理由になります。

逆に考えると

・透けなくて

・滑りが良くて

・丈夫

な生地は裏地は必須ではありません。

 

裏地にも種類がありますが

普通の一般的な裏地は

・熱がこもりやすく

・汗をかくとペタペタくっつき

・生地を重ねるので重く厚く

なります。

 

なので、裏地がなくて大丈夫な生地

(プライベートローブの場合洗えるものが多いので皮脂汚れも大丈夫)

は裏地なしが断然着心地が良いです。

 

「裏地なしだから夏物」も間違いです。

今は良いインナーが選び放題なので

冬はインナーを調整して年中着て大丈夫です。

(綿や麻は「夏物」と思った方が良いです。)

 

 

 

もちろん裏地がある方が安心して着れるという方は裏地ありで大丈夫ですが

個人的には裏地なしの方が好きです。

 

特に「麻」で裏地を付けているお洋服を見ると

甚だ不思議な気持ちになります。

 

めちゃめちゃ理数系の頭脳を持つ息子(麻)に

父が作家なのだから作家になりなさい!と強いる母(裏地)

くらい不思議に見えます。

麻の良いところ全部潰してます。

 

 

 

裏地なしだからといって、ただ裏地をなくすわけではありません。

プライベートローブは裏地なしのワンピースも

ファスナーの縁をパイピングで始末していくという

誰にも気づかれない始末をしています。

裏地なしの仕立て方 裏地ありと同じくらい丁寧に仕立てます。

ファスナーパイピング始末

 

 

裏地なしの仕立て方 裏地ありと同じくらい丁寧に仕立てます。

 

裏地なしの仕立て方 裏地ありと同じくらい丁寧に仕立てます。

 

裏地なしの仕立て方 裏地ありと同じくらい丁寧に仕立てます。

 

裏地なしの仕立て方 裏地ありと同じくらい丁寧に仕立てます。

 

裏地なしの仕立て方 裏地ありと同じくらい丁寧に仕立てます。

 

 

これは単純に美しいからです。

着用したら見えない部分ではありますが

それでも着用する時少し嬉しい気持ちになるかな🎶

と思ってやっています。

 

もちろんこれも、ない方が良い場合があるのですが

誰か、この手間気づいてくれてましたか?

 

 

ところで「思春期の親子関係」すごく例えがうまくないですか?

私、満足です。

 

 

 

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